「ミスを許容しない」というミス
こんにちは。みなさんは日本と海外の時価総額トップ10に入っている企業の顔ぶれを見比べてみたことはありますでしょうか?海外は直近25年以内に誕生した企業が上位を占めておりますが、なぜ日本では依然として"おじいちゃん企業"が元気なのかをいつも疑問に思っておりました。
減点方式=ミスを許容しない
幼少の頃より、我々に自然と刷り込まれている一つの価値観、それは「ミスは悪いこと」です。
- 赤点を取ると補習
- 成績が悪いと留年
- 試合でミスしたら2軍に降格
- 授業中に指されて答えられなければバカだと思われる
みなさん少なからず上記に近いことを学校教育の場で経験していると思われます。つまり、私たちはミスをしてはいけないというマインドを幼少期から植え付けられて育ったがために、社会人になってもまるで呼吸をするかのように自然とミスを恐れています。
もちろん仕事や日常生活でのミスは顧客や身内からの信頼を大きく失墜させることもあり、ミスしないに越したことはありませんが、過剰にミスを恐れることで何か新しい一歩を踏み出す際の大きな足枷となってはいないでしょうか?
私は、日本から時代を牽引するようなスタートアップが生まれないのは、ミスに怯える日本人の中に、革新的なビジネスを成立させるためにチャレンジ&エラーを繰り返すような起業家精神など宿るわけがないからだと考えております。もっと言いましょう。所詮、私たちが受けてきた教育というのは、回答のある世界で公式やルール、テクニックに当てはめてさえいれば回答に到達することができ、そのミスをしない訓練をしてきただけなのです。
根本原因は学校教育にある
これが結論です。では明るい未来が無いのかというと、そうではありません。物事の考え方や価値観といったものは、変えることができるからです。私自身、クリエイティブな仕事を通じてトライ&エラーを繰り返す中で、多くのケイパビリティ/マインドセットを獲得し、イノベーションに対するある種の使命感のようなものも同時に芽生えております。
I.G
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